今日も鰻重がうまい

何についても書いていないし,何についても書いている

2020-01-01から1年間の記事一覧

社会性、あるいは協調性の大安売り

※この記事には一部新型コロナウィルスに関連した記述がありますが、疫学的な観点から対処法・予防法等を述べたものではありません。 現代社会、とりわけ日本という同調圧力が強い国で生きていくためには社会性や協調性が必要である。あるいは、社会性や協調…

腹が痛いとき、そこに神は存在する

それは突然にやってくる。例え普段から気を遣って氷を抜きにしたり、高島屋で売っているようなハーブティーなんかを急須で淹れたりして労っているつもりでも、胃腸はそんなことを気にしてはくれない。少しでも彼/彼女の機嫌を損ねた日には我々は冷汗を流すこ…

オンライン旅はニューノーマルになり得るのか

OriHimeというものをご存知だろうか。自らを対孤独の研究者として位置づけ日々研究と開発を行う吉藤オリィ氏が開発した分身ロボットだ。 OriHimeがどんなものであるかは調べればすぐに出てくるので詳しい説明はここでは割愛するが、簡単に言えば離れていても…

夢と現実、そして幻覚と妄想

朝目が覚めたとき、その時点から少しずつ薄れゆく夢を思い出してみる。すると、今まで見ていた夢がひどく奇妙なものであったことに気づくかもしれない。黒い竜巻は四つも目の前に渦巻いてはいないし、豹柄の着物を着たサイはいないし、お婆ちゃんの踵が取れ…

元恋人は死んだ。

中野量太監督で言えば「湯を沸かすほどの熱い愛」、村上春樹的に言えば「僕をひどくややこしい場所に運び込む」ような恋愛について。愛と恋の違いなんていうややこしい区別を語るのは別の機会にしておいて、今日は死んだ元恋人について文章にすることを試み…